【前編】牛乳月間記念!参りましたヨ「南房総ミルクツーリズム」【episode.1】

おゆりがゆく!参りましたヨ 南房総ミルクツーリズム episode1

朝も昼も夜も牛乳のモー!全国の皆様いつだっておはモーございます。
チーズ屋さん、そして「エコ(=持続可能な) フィード(=飼料屋)」さんのおゆりです。

6月1日は「World Milk Day」、そして6月は「牛乳月間」。

世界の中心でミルク愛を叫ぶにふさわしい1か月。牛乳月間を記念して、「milushi みるし」編集長ミルカウ姐さんの肝入り企画「南房総ミルクツーリズム」に参加して来ました。

最初に訪問した千葉県館山市須藤牧場さんの放牧場 これからお母さんになる若い牛たちが元気に草を食んでいました
最初に訪問した千葉県館山市須藤牧場さんの放牧場
これからお母さんになる若い牛たちが
元気に草を食んでいました

いやはや、モー、ただならぬミルクツアーに感激のわたくし、ふつふつとこぼれそうなミルク熱冷めやらぬうちに体験記をつづってまいります。あ、もちろんミルクとウシと酪農のWebメディア「milushi みるし」なだけに、ちゃんと反芻(はんすう)*しながら。

*反芻…(1)ウシなどの哺(ほ)乳類が一度飲み込んだ餌(エサ)を胃から口に戻してかみ直しして再び飲み込むこと、(2)繰り返し考えてよく味わうこと

知るほどに、ミルクは特別になる

梅雨の晴れ間、青空の2026年6月13日、朝8時。
東京駅からすぐの集合場所に着くと、デデンと「牛乳月間記念 南房総ミルクツーリズム」を掲げたツアーバスが。
何を隠そう30ウン年前の修学旅行以来のバスツアー、集団行動できるのかおゆりよ!?内心ドキドキしながらバスに乗り込みます。

事前にミルカウ姐さんの「milushi みるし」記事「日本ミルク史入門 vol.1~vol.4」を学んでいたものの、どんな1日になるかは未知数、ワクワク度も急上昇。

走り出したバスの中で、この旅の成り立ちをお聞きすると…。

南房総市観光協会多田さん「新聞記事で『milushi みるし』を知る⇒南房総の館山市にある観光協会会員の須藤牧場、須藤健太さんによる『milushi みるし』の記事を発見⇒森永乳業さんと何かできないか?とミルカウ姐さんに相談⇒『milushi みるし』として酪農ミルクツアーをやろう!とミルカウ姐さんから提案あり⇒南房総ミルクツーリズムが爆誕」
なるほど!

「南房総は関東のなかでも一足先に春を感じられる土地柄で、日本酪農発祥の地でもあります。徳川吉宗の命により始まった日本酪農に想いをはせながら、ミルクと酪農について楽しく学んで南房総を好きになってもらえたら嬉しいです。」
ふむふむ。

そして「milushi みるし」編集長ミルカウ姐さん「このミルクツーリズムのテーマは‘知るほどに、ミルクは特別になる’です。ミルクでめぐる1日を通して、牛乳を見る目が変わる日になると嬉しいです。見聞きした事柄をお家に帰ってトリビアを話してもらえたら。」
わかりました編集長!

さぁ、一路南房総に向かって走り出したバス。いつかきっと出会っただろう40名のミルクラバーを乗せて。「ミルクのケビン THE MOVIE」を観ながら、進む、進む、すす、むむむむむ・・・?

南房総ミルクツーリズム!ワクワク!!
南房総ミルクツーリズム!
ワクワク!!
「ミルクのケビン the movie」ミルクマイスター高砂さん渾身の作品
「ミルクのケビン THE MOVIE」
ミルクマイスター高砂さん渾身の作品
参加者みんなに配られたカードや‘ぷくぷ’くミルシシール
参加者みんなに配られた
カードや‘ぷくぷくミルシシール

🌐ミルクのケビン THE MOVIE 監督・脚本・作画:ミルクマイスター®高砂、制作:SLEE PRODUCTION

水無月グリーンの放牧地に牛さんたちくつろぐ「館山市須藤牧場」

この日、梅雨の晴れ間の週末と相まってアクアラインは大渋滞。バス内ではミルカウ姐さんの機転でミルクとウシと酪農のトリビアクイズ大会が開催され、勝者には特別な‘ミルシグッズ’がプレゼントされました。

数時間かけてたどり着いた須藤牧場さんでいただく、「クリームの形が保てるぎりぎりまで牛乳をマックス使った」ソフトクリームがしみわたる美味しさ。

放牧地を見ながら須藤牧場のソフトクリームを味わう
放牧地を見ながら須藤牧場のソフトクリームを味わう
須藤牧場の牛舎の横はアジサイが満開です
須藤牧場の牛舎の横はアジサイが満開です

300年前に徳川吉宗さんがインドから白牛を南房総に導入して後、この地で初代は数頭、二代目は40頭と牛を増やしてきた須藤牧場。ご案内役でお話いただいた須藤健太さんは四代目。
「フリーストール」と呼ばれる自由に歩き回れる牛舎で、思い思いに過ごすお母さん牛たちはホルスタイン種と目がくりくり可愛い茶色のジャージー種。

育成中のジャージーさんと須藤健太さん
育成中のジャージーさんと須藤健太さん
フリーストール牛舎内で過ごす母さん牛
フリーストール牛舎内で過ごす母さん牛

参加者みんなで整列して、乾燥した牧草をそっとあげてみますと、長ーい舌を上手に使って牧草を巻いては口に運ぶ牛さんたち。なつっこい。そしてめんこい。沢山人が訪れる須藤牧場さんだから、人に慣れているんだね。

参加者みんなで餌やり体験
参加者みんなで餌やり体験
牛一頭一頭お名前がついてますよ 彼女は「コロン」さんです
牛一頭一頭お名前がついてますよ
彼女は「コロン」さんです
ずらりと並んだジャージー母さん、圧巻!
ずらりと並んだジャージー母さん、圧巻!
チーズ工房ではモッツアレラかな?作っているところ
チーズ工房ではモッツアレラかな?作っているところ

「母さん牛たちは、1日に約50キロのご飯を食べます。館山は気候も穏やか、水は美味しい地下水を飲んでいます。6ヘクタールの畑で父が作っているデントコーンサイレージ(飼料用トウモロコシを茎と実と葉っぱごとくだいて発酵(はっこう)させた自家飼料)はとっても品質が良くて、牛のサイレージ飼料コンテストで賞もいただいています。牛にも人にも環境にも優しい経営をめざして、牛たちのふん尿はたい肥にして畑にまいています。100頭の牛を育てて毎日50頭のお母さん牛から大体1,500リットル搾乳(さくにゅう:ミルクをしぼること)して、1,000リットルを乳業メーカー向けに出荷し、500リットルはソフトクリームや牛乳、ヨーグルト、フレッシュチーズなどの乳製品に加工しています。朝5時にしぼった生乳がお昼過ぎにはフレッシュチーズに仕上がり都内のピザ屋さんをはじめ、有名ホテルにも納品しているんですよ。」

四代目須藤健太さんの説明聞きやすい~。
健太さん、酪農を題材にお芝居をされてきたこともあって声も響くし立ち居振る舞いが俳優さんのごとし。グレープフルーツみたいにシュワっと爽やか!でも酪農への想いは熱い人 。

緑と青に映えるジャージーさん
緑と青に映えるジャージーさん
デントコーンサイレージの香りをかがせていただく参加者のみなさん
デントコーンサイレージの
香りをかがせていただく
参加者のみなさん
左奥の山になっているのがデントコーンサイレージ
左奥の山になっているのが
デントコーンサイレージ

どこまでもポジティブなお話をしてくださっていた健太さんでしたが、日本の酪農は今、厳しい状況が続いているといわれていて 離農(りのう)する酪農家も多く、メーカー、小売業もみんながたいへんな状況なんだよと。こんな時牛乳や食べ物を守るパワーになるのが「双方向コミュニケーション」だと仰っていたのが印象的でした。  

さぁミルクツーリズムバスはこの後、盛りだくさんの「おいしい牛乳のお楽しみ」を乗せて走ります。

episode.2もぜひ、ゴクゴクッとお読みくださいませ!

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