【前編】「南房総ミルクツーリズム2026」に参加してきました!五感で学んだ、ミルクの歴史とリアル

「南房総ミルクツーリズム2026」に参加してきました!五感で学んだ、ミルクの歴史とリアル「前編」

こんにちは、「milushi みるし」ライターのまつもとはなです。

みなさんは、日本の酪農がどこで始まったか知っていますか?
牧場、ミルク、チーズといったら、北海道 ?栃木県…?

実は、東京からアクアラインを渡ってすぐの場所にある、千葉県の南房総が「日本の酪農発祥の地」といわれています 。

地元が千葉県である私にとっても、南房総はよく訪れる身近な場所であり、お世話になっている須藤牧場さんもある特別な場所です。

だからこそ「南房総が酪農発祥の地であること」自体は、もちろん知識として知っていました。
でも、知っていたのはあくまで「ことば」だけ。

南房総の歴史は今どんな形で受け継がれていて、私たちはそれをどう未来に繋いでいけるのだろう?
このツアーを通して、自分の目で見て、食べて、感じたい!
そんな思いから、森永乳業・近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム・南房総市観光協会が企画してくださった「南房総ミルクツーリズム2026」に参加を申し込みました。

そしてワクワクしながら当日まで過ごしました。

体験前からすごかった!ツアーを楽しめる驚きの仕掛け

参加を申し込み、いつものように「milushi みるし」を眺めていると、ある連載記事を発見しました。それは、「日本ミルク史入門」という記事です。

「もしかして…」と思い、読み進めてみると…。
今回のツアーでも訪れる南房総の「嶺岡牧(みねおかまき )」で、日本の酪農が始まった歴史が書かれていました。

🌐「milushi みるし」 『日本ミルク史入門』の記事一覧 

この連載はvol.1〜vol.4まであり、明治から大正時代にかけて日本にミルクがどう広まっていったのかが、分かりやすくまとまっています。
誰かに今すぐ話したくなるような豆知識が満載で、この記事を読んだことで、私のツアーへのワクワクがさらに高まりました。

南房総へ旅行を考えている方にも、必見のコンテンツです! 

迎えた当日

ツアー当日の朝、私の起床時間はなんと4時。
朝8:00に東京駅周辺に集合 予定だったのですが、ワクワクと緊張で早く目が覚めてしまいました。

そこで、ミルクツアー前の朝ごはんとして「バナナヨーグルト」でパワーチャージ!

(バナナの糖質とヨーグルトのたんぱく質が同時に摂れるバナナヨーグルトは、忙しい朝の栄養補給にぴったり。私も普段から大変お世話になっています。)

これで、体の状態も酪農とミルクを満喫するスイッチが入りました。
よし、今日も学びと栄養をたくさん吸収するぞ!

お待ちかねのツアースタート

無事に予定通り集合場所に着き、南房総へ向けて出発!! 

…したものの 、行きのアクアラインがいきなり大渋滞に巻き込まれるハプニングが発生しました。

ここで私は、1つの課題に行き当たりました。
アクアラインのおかげで東京から一気に近い存在になった南房総
しかし、このアクアラインが機能しないと一気にアクセスが脆(もろ)くなってしまうということです。
「新鮮さ」を強みにしたい南房総エリアの酪農をはじめとした農業や漁業は、この交通の壁をどう乗り越えていけばいいのだろう?
このことについて、今後深く考えていきたいと感じました。

しかし、この移動時間を、充実した時間に変えてくれたのが運営のみなさんの工夫でした。

車内では、ミルク界の師匠と個人的に慕っている ミルクマイスター高砂さんが制作された、しゃべる牛乳の「ケビン」と少年の不思議なSFアニメ映画「ミルクのケビンTHE MOVIE」 が上映されたり、「milushi みるし」の編集長ミルカウ姐 が急きょChatGPTと作ったという「ミルクとウシと酪農の 〇×クイズ」が開催されたり。

🌐ミルクのケビン THE MOVIE 監督・脚本・作画:ミルクマイスター®高砂、制作:SLEE PRODUCTION

ツアー参加者は 筋金入りのミルク好きばかりのようで 、クイズは白熱戦に。
知らなかった知識をつけていくうちに、気づいたときには、無事にアクアラインを通過していました。

ツアー最大の思い出

そして、このツアー最大の思い出は隣の席に座った同じ「milushi みるし」ライターであり、牛推し活の先輩でもある合田さんと一緒に回れたことだと感じています。

milushiのライター 合田さん


🌐「milushi みるし」 合田雅子さんの記事一覧

合田さんは、推し牛「もーにゃ」のロボットぬいぐるみを連れてツアーに参加されていました。

🌐「milushi みるし」 『推し牛「もーにゃ」が我が家にやってきた』合田雅子さん

ツアーで一緒に過ごさせていただく中で、合田さんがなぜ牛推し活 を始めたのかというお話や、これからの酪農のあり方について、たくさん意見交換をさせていただきました。
世代を超えて酪農への思いを共有できる仲間に出会えた幸せに、心から感謝です。
合田さん、これからもよろしくお願いします!

身近な場所の、新しい景色 須藤牧場さん 

バスが最初に到着したのは、普段からお世話になっている須藤牧場さんでの牧場の見学とエサやり体験でした。
須藤牧場の須藤健太さんには、酪農の活動を一緒にしたり、牧場を訪れた際にお話しをさせていただいたりと、普段からお世話になっていますが、体験側として参加するのは今回がはじめてでした。
そのため、いつもとは違う発見がありました。

「伝わる」と「気づく」の違い

須藤さんのガイドは、牛や酪農の楽しい・可愛い一面だけを紹介するのではありませんでした 。
「1日に、牛1頭あたりのごはん代が約1,700円かかる」という経営のシビアな数字や、牛の繊細(せんさい)さや臆病(おくびょう)さ など、普段はあまり表に出ない裏側も丁寧に説明してくださいました。

そして、須藤さんのガイドですごいと思ったのは、
知識や情報を一方的に「伝える」のではなく、訪れた人が自ら「気づける」。
そんなガイドだったということです。

「牛舎の周りは、酸っぱい匂いがしますよね、この匂いはなぜだと思いますか?」と問いかけ、私たちに一度考える時間をくれてから、自社製サイレージ(発酵エサ)の解説をする。
訪れた人と牛たちの触れ合いの中で起こるちょっとした仕草を見て、その理由を説明する。

こうした工夫により「その時、自分の五感でわかったこと」が学びであり、知識を超えた一生モノの思い出になっていくのだろう なと感じました。

私もこれから知識と経験を積んで、須藤さんのように「気づきへと導ける人」になりたい、と決心しました。

濃厚なのにすっきり、病みつきになる味

体験の中で、須藤牧場さん自慢のソフトクリームをいただきました。
お砂糖は最小限、シンプルな原料だけで作られているとのことです。

口に入れた瞬間、ミルクの優しい香りと甘さをたっぷりと感じるとともに、脂肪分のリッチなコクがガツンと響きます。
それなのに、後味はスーッとさっぱり。

 広い牧場を自由に走り回る牛たち(ここの牛たちは、本当に走っているのです!)を眺めながらこのソフトクリームをいただくと、私はいつも不思議と「目がシャキッ」として、力が溢(あふ)れてくるように感じます。

館山 須藤牧場の放牧場

これまでにもよく食べて、力をもらっている須藤牧場さんのソフトクリーム。
コクがあるのに、無限に食べられてしまいそうな魔法のソフトクリームだと思いました 。

五感をめいっぱい活用して、酪農とミルクを味わう時間を過ごすことができる須藤牧場さん。
南房総に訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。

丸山郵便局の牛ポスト

須藤牧場さんで、牧場の今や、美味しいソフトクリームを堪能して、次に向かったのは「丸山郵便局」。
そこには、今まで何度もこの地域を訪れていたのに全く気づかなかった、可愛い牛デザインのポストがちょこんと待っていました。

みなさんは「牛のポスト」と聞くと、どんな姿を思い浮かべますか?
きっと多くの方が、白黒模様のホルスタイン柄を想像するのではないでしょうか。
私もそうでした。

しかし、丸山郵便局の牛ポストは、なんと「白」

丸山郵便局の白いポスト

では、なぜこのポストは白いのでしょうか?

さあ、その答えは、先ほどご紹介した「milushi みるし」の連載「日本ミルク史入門」の中に隠されています。
気になる方はぜひ答え合わせをしてみてくださいね! 

ツアーでは、この牛ポストにオリジナルのポストカードを投函する体験がありました。

実際に手紙を差し込んでみると…。

「も〜っ」と本物の声で鳴いて受け取ってくれたのです!

にこっと笑っている表情と、その愛らしい仕掛けに、参加者一同、一気に賑(にぎ)やかになったように感じました。

みなさんも南房総を訪れた際は、ぜひこの白い牛ポストにお手紙を託して、可愛い一言(一鳴き?)をもらってみてください。

さて次は・・・?「南房総ミルクツーリズム2026」に参加してきました!五感で学んだ、ミルクの歴史とリアル「後編」に続く。

無事に手紙が届くようお願いを済ませ、再び走り出したバス。
次に向かうのは、いよいよお楽しみのミルクランチが待つ「道の駅 三芳村(みよしむら) 鄙(ひな)の里」です。

ここでは、新しいミルクの楽しみ方である絶品ミルクメニューとの出会いが待っていました。

後編では、「道の駅 三芳村(みよしむら) 鄙(ひな)の里」でのミルクランチや、ミルクを使った歴史あるスイーツ「みねおか豆腐」づくり体験の様子をレポートしていきます!

さらに、このツアーに秘められた仕掛けについてなど、南房総の酪農を五感で学んだ旅の後半戦をお楽しみに。

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