【百年酪農PLUS+】農業高校進学編【vol.2】
![]()
「milushi みるし」をお楽しみの皆さん!こんにちは!
今回は、農業高校進学編です。
進路選択を迫られた、中学2年生の青沼少年。成績は底辺&会社勤めもイヤ、時間があるならカードゲームしていたい。
世界に興味を示さない井の中の蛙ボーイの心を動かしたのが、テレビに映った“らくのうか”の生活でした。
1.ADSLで世界が開けた!そして“らくのう沼”へ
当時は、スマホはもちろんない時代、ガラケーも持っていませんでした。自宅にあった家族共用のパソコンがダイヤル回線からADSLに接続できるようになり、神がかった速度で何でも調べることが可能になっていました(現代からすれば超遅い)。Yah●●!とローマ字入力を駆使(くし)して色々と調べ始めました。
ご趣味は何ですか?と問われれば、「“らくのう”について調べることを少々・・・」といえるくらいには、学業と部活動とカードゲームの次くらいの関心事となっていました。
![]()
2.進路面談で言われた「行ける高校ないよ」からの「畜産科…ナニソレ最高」
中学3年生に進学するころ、進路面談が始まりました。
義務教育は中学卒業まで。
だがしかし、学業がイヤすぎるのが極まって勉強が手につかなかった結果、「行ける高校は無い」とまでほのめかされていました。
まぁ、そういうことなら仕方ないと、高校進学を諦めてしてしまうような思考回路を持っている私はどうやら少数派。世の中にいる大勢の中学生は、わざわざ受験までして高等学校という場所でさらに3年間勉学に励みたいらしい。そのなかには、その後の大学進学をも見据えて、難関高校への入学を目指し勉強をしている猛者(もさ)もおるらしいではないですか。
でも私は“らくのう”について調べているうちに、“農業高校畜産科”の存在に出会ってしまいました。ほとんどの高校生は大学進学に向けた準備のような3年間を過ごすようですが、農業高校では実習を交えて畜産や家畜をみっちり勉強できる。普通科目は程々に、畜産科特有の授業や研究活動もできるらしいではないですか。
「ナニコレ最高。絶対に行きたい。」と、ハマれば盲目になりがちな青沼少年は進路希望調査票の一次志望にのみ、「西条農業高等学校畜産科」と書いて提出したのでした。
![]()
3.「将来、畜産業界を担う“らくのうか”になりたいです!」
私が志望する農業高校までは、バスと電車を乗り継ぎ片道約2時間半の道のり。広島市の住宅地にそびえ立つマンモス中学校から、田舎の農業高校に進学を希望する生徒はそれまでいませんでした。
中学校での生活態度は幸い良好で(たぶん)、さらに無遅刻無欠席。宿題だけは何とか提出していたことなどが認められ、学校推薦を受けることができました。“らくのう”について調べる中で、2000年当時、国内でも問題になったBSE問題や、畜産(農業)の後継者不足問題などの時事にも自分なりの考えを持つようになっていました。
「将来、畜産業界を担う“らくのうか”になりたいです!」と、本当に酪農業界を知っている人ではあり得ないくらいの、曇りなき眼(まなこ)と発声で啖呵(たんか)を切って、勢いだけで合格を勝ち取ったのでした。
![]()
ちなみに、当時私が使っていた“らくのうか”という言葉に、“酪農経営者”という意味合いは含んでおらず、“乳牛の世話をして牛乳をしぼる仕事をする人”といったニュアンスだったと記憶しています。
4.若いって強い。再確認。
今回も最後まで読んでくださったみなさん。ありがとうございます。原稿を書く中で、「分かってない」ことさえも武器にできる「若さ」について、改めて強いなぁと思いました。
私も気が付けば今年で40歳(2026年現在)。
年齢を重ね積み上げた経験値や実績に驕(おご)るのではなく、何歳になっても素直に、知り・考え・チャレンジしようとする姿勢は、忘れないようにしたいと思いました!
次回はいよいよ農業高校生活がスタートします!おたのしみに!




