【中編】「南房総ミルクツーリズム2026」に参加してきました!こんな食べ方があったんだ!「味覚」で知るミルクの新たな可能性と、お腹も心も満たされる幸せ時間

南房総ミルクツーリズム2026【中編】味覚で学んだ!ミルクの新たな可能性

こんにちは、「milushi みるし」ライターのまつもとはなです。

前編では、アクアラインの大渋滞から始まった車内の盛り上がりや、須藤牧場さんでの「気づくガイド」の感動をお届けしました。

🌐【前編】「南房総ミルクツーリズム2026」に参加してきました!五感で学んだ、ミルクの歴史とリアル

中編では、五感のなかの「味覚」をフルに使って楽しんだ、お待ちかねの絶品ミルクランチの様子をお届けします!

牛乳を「飲む」だけでなく「食べる」ことで見えてきた、ミルクの新たな可能性
さらに、伝統のミルク料理「みねおか豆腐」づくり体験についてもお伝えします!

お待ちかねのミルク満喫ランチ!ご当地グルメ?!ミルクカレーうどん

たくさん心と体を動かし、お腹がすいた私たちが向かったのは、「道の駅 三芳村 鄙の里(みよしむら ひなのさと)」。

ここでいただいたのは、南房総の食材をたっぷりと使用した豪華ランチでした。

三芳村 鄙の里のミルクカレーうどんと唐揚げ、おにぎり、ピクルスの豪華昼食

ミルクカレーうどん
唐揚げ
お野菜のピクルス
鮭おにぎり

ボリューム満点なお献立!!

色とりどりのお野菜や、スパイシーな良い香りで視覚からも嗅覚からもおいしさが伝わってくるようでした。

それでは、いただきます!!

なかでも主役の「ミルクカレーうどん」は、南房総の牛乳とバターを贅沢に使ったこだわりのひとしな。
カレーの本場・インドでも、辛さをマイルドにしたり深いコクを出したりするために、料理に牛乳やヨーグルトなどの乳製品がよく使われてい るようです。

 日本でも「カレーの隠し味に、牛乳やチーズを入れる」というご家庭もあるのでは?

今回のミルクカレーうどんは、その「ミルクとカレー」の相性の良さを改めて気づかせてくれるような一品でした。

ひとくちスープを口に運ぶと、カレーのスパイシーさのあとに、ミルクのほのかな甘みと香り、バターの濃厚なコクが広がる。濃い味付けのがっつり感もありつつ、最後はまる〜くまとまるような後味。

さらに嬉しかったのが、トッピングされている大きなお野菜がたっぷり!
なす、ズッキーニ、かぼちゃ、さつまいも、玉ねぎ、パプリカ、ラッキョウなど、主に南房総の土地でとれた旬のお野菜だそうです。それぞれのシャキシャキ、ホクホクとした食感や素材の甘みがちゃんと伝わってきました。

彩りも栄養もあり、さらにボリュームもあるので、男女問わず楽しめると思います。

あまりのおいしさにお箸が止まらず、気づいた時には、スープも飽きずに完飲していました。

同世代の参加者との交流

ここで出会えたのは、同じ年代の大学生の女性でした。

私自身は2026年現在、農業とは異なる学部で違う分野を学んでいるため、酪農やミルクの未来について語り合える機会はなかなかありません。
自分と同じ 世代にも、ミルクや酪農に強い興味を持ち、今回のように自らツアーに足を運ぶ人がいるのだ、ということを肌で感じられたのが、とても嬉しかったです。

酪農を盛り上げようと活動している同世代たちと交流すると「私だけじゃない」という心強さをもらえるとともに、これからもっと、ミルクの魅力を周りに広げていく架け橋になれたらいいな、と未来への活力と決意が湧きます。

みねおか豆腐作りに挑戦

お腹も心も満ちている私たちが次に向かったのは、千葉県「酪農のさと」。
ここでは、日本で古くから作られてきた伝統のミルク料理「みねおか豆腐」作りに挑戦しました。

みねおか豆腐とは?

一説によると、江戸時代、徳川八代将軍・吉宗が南房総の「嶺岡牧(みねおかまき)」で酪農を推奨した際、吉宗が嶺岡(丸山大井地区)に視察に来た際に豆腐が食べたくなり、お仕えしていた料理人が牛乳と葛粉(くずこ)から豆腐のようなものを作って将軍に献上したのが始まりだと言われています。

🔗参考出典:南房総市公式「広報みなみぼうそう 2019年3月号」

この歴史あるミルク料理を作る体験を、ツアー参加者で班に分かれ共同作業で体験しました!

今回教えていただいたレシピの材料は、以下の通りになります。

<材料>6人分 
・牛乳 400ミリリットル ・くず粉 30グラム ・かたくり粉 15グラム ・植物性生クリーム200ミリリットル

ここで使った牛乳は、南房総産の低温殺菌牛乳です。
どこまでも南房総の恵みを五感で味わえる仕掛けに、またまた感動です。

ポイントとして、講師の方は「植物性の生クリームを使うのがおすすめ!」とのことでした。 
動物性の生クリームでも作れますが、牛乳の風味と合わさると少し「くどさ」が出てしまうのだとか。植物性を使うことで、ミルクの良さを引き立てつつ、すっきりとした後味に仕上がるそうです。

でも、濃厚さを楽しみたい方や、贅沢スイーツに仕上げたい日には動物性がいいかも…?
お家で作るときには、ぜひ両方で食べ比べをしてみたいと思います!

材料をかき混ぜながら加熱する みねおか豆腐作り

最初はサラサラとした牛乳の液体。これが、かき混ぜながら加熱していくうちに、段々と粘り気が出てきて、プリンみたいになるらしい…。

しかし、私たちの班はいくらかき混ぜても、シャバシャバしている。
周りの班から、「すごい!」と歓声が聞こえてきてもシャバシャバしている……。

本当にこれがプリンのように固まるのかなと不安を感じ始めた頃でした。
かき混ぜているミルクが鍋から溢(あふ) れそうになっても不思議なことに木ベラについていくようにしてこぼれなくなってきたのです。

そこからは、あっという間。
液体だったものが、段々と粘り気のあるものに代わり、つきたてのお餅のようになりました。
そのあとは、焦げとの勝負。焦げてしまうと、お鍋に引っ付いてしまうのでドキドキしながらかき混ぜていって無事に完成。

同じツアーに参加したみなさんと「交代で混ぜましょう!」「固まってきたね!」と声を掛け合いながら協力したことで、ぐっと1 つのチームになったような一体感が生まれました。

出来上がったら、ぷるぷるひんやり、おいしく食べるために冷まします。

冷ましている時間にも、スタッフさんから新しい学びがありました。

今回使用したくず粉 の原料になる葛は、この嶺岡の山でも獲れるということで、実物を見せていただ けたのです。

嶺岡でも採取できる葛の根

流木のような切り株のような化石のような不思議な見た目。
これが、独特のプルプルを生み出している なんて不思議です…。

しかし、流木のような葛を粉の状態にするのには手間がかかり、よく売られているくず粉の原料は、甘藷澱粉 (かんしょでんぷん)というさつまいも由来のでんぷんがほとんどだそうです。

また、葛はイノシシの大好物で、人とイノシシの攻防戦なのだそうです。
イノシシさんもおいしい ものがわかっているのですね。

もし、葛100%のくず粉をいただけた時は「育ってくれて、作ってくれてありがとう」と感謝しながらいただきたいですね。

面白い学びができた後は、いざ実食。

出来上がったみねおか豆腐の風味は、まさに食べるミルク
まだ少し冷やしが弱くてほんのり温かかったのですが、それが逆にミルクが持つ優しい香りと甘みを引き立てているように感じました。

つきたてのお餅のようなもっちり、もったりとした食感。
一緒に用意していただいた手作り苺ジャムを添えると甘さが加わり、一気にスイーツ感が増しました。

完成したみねおか豆腐 手作り苺ジャムを添え

もしかしたら、お醤(しょう) 油やオリーブオイルと塩でおつまみにもなりそう…。

材料が少なく、工程もシンプル、味付けも色々な楽しみ方ができそうな無垢(むく) なおいしさ。

そのため、お家でも作って、色々な食材やソースと組み合わせてオリジナルの食べ方を研究したくなりました。
(現在、色々なアレンジに挑戦しています。現時点でのおすすめは、スイーツ部門ではブルーベリー、メープルシロップ。お食事部門では、混ぜる段階でとろけるチーズなどを加えて練るとおいしかったです!これからも、色々挑戦してきますので随時共有できればと思います!)

固める作業が少々大変ではありますが、液体だった材料 が、一気に固まり始めるのがとっても面白いみねおか豆腐。
ご家庭で挑戦してみるのはもちろんのこと、 チームビルディングの時に、ぜひご活用ください笑。


五感の「味覚」をめいっぱい使って、お腹も心も大満足になったところで中編はここまで。

次回の【後編】は、いよいよこの旅レポートの完結編です。
めったにお目にかかれない、白くて優しい眼差しを持つ「白牛(はくぎゅう)の親子」との思い出や、旅が終わった後にも、つながりを感じられる“素敵な仕掛け”をお届けします!

さらに、身近な乳製品に隠された「歴史と未来のヒミツ」のプチ考察や、大学生である私がこの旅で見つけた「これからの夢」についても少しだけお話しさせてください。

読んだあと、きっと明日の牛乳がいつもよりちょっとおいしく感じられるような、そんな気分になってもらえると嬉しいです。

どうぞお楽しみに。

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