【子牛預託】カワイイ子牛の保育園!伊藤忠飼料さんに行ってみた
生乳生産量本州一の栃木県那須塩原市で、カワイイ子牛の保育園を伊藤忠飼料株式会社さんが運営していると聞いて行ってみました!
子牛の保育園って?
「子牛の保育園」があることって、結構知らない人が多いんじゃないかな、と。
酪農家さんならご存じの「子牛の保育園」。
難しい言葉でいうと「預託(よたく)」と言って、県や市などの自治体や、民間の会社などが運営しています。
酪農家さん全員がそうしているわけではありませんが、子どもの牛を保育園に預けて、大きくなったら帰ってきてもらう仕組みです。
保育園で育てている子牛は、体がすこし強くなった、産まれて6か月頃から2歳頃のことが多いです。
身体がそこまで強くない、産まれてすぐから6か月頃までの子牛は病気になりやすかったり、ケガをしやすかったりするので、育てるのはちょっと大変。
でも、その時期を預かってくれる保育園があれば、酪農家さんの負担も軽くなります!
そんな酪農家さんの味方となる保育園が、生乳生産が本州一の那須塩原市にあると聞いて・・・
わちゃわちゃカワイイ子牛が集まっているところに癒されに行ってきたし!
那須塩原市にある伊藤忠飼料さんの保育園にお邪魔しました
その保育園は、那須塩原市北東部、特に酪農が盛んな青木地区にあり、伊藤忠飼料株式会社さんが運営しています。
2023年に新たに始まった保育園は、とてもピカピカでした!

お乳を飲んでいる時期から1歳くらいまで、全部で1,200頭ほどの子牛を預かることのできる大きな保育園です。
ピカピカの牛舎は12棟。白く薄い屋根で作られた新しいタイプの牛舎で、中はとても明るくて子牛が育つにはとても良い環境!

伊藤忠飼料さんの保育園ノウハウ!
伊藤忠飼料株式会社 養牛事業課の岡崎さんと、業務部の鈴木さんがご案内くださいました。

伊藤忠飼料株式会社さんは、1986年以来、子牛を育てることに携わっているということで、子育てのプロ!
預託育成事業は森永酪農販売株式会社との協働事業。
そのなかで伊藤忠飼料株式会社さんは哺育農場を運営しており、子牛の管理面では森永酪農販売株式会社の農場事業部と連携していらっしゃるとのこと。
自動で子牛がお乳を飲めるような機械の導入や、集団で育てることに10年以上取り組まれてきたそうで、そのノウハウを活かした最先端の保育園。
近くにある研究開発や予防衛生の部門と協力して、栄養面や衛生面でのサポートもしっかりと行える体制があって、定期的な感染症の検査や、病気予防のワクチン投与と効果の観察、万が一病気になっても、所内の検査で早めの治療を行って重症化させないための万全の体制を取っているとのこと。
カワイイ子牛を、安心して預けることができそうだし!
カワイイ子牛たち、元気にすくすく&リラックス!
それではお待ちかね!
今保育園で育てている、カワイイ子牛たちを愛でさせてもらいました!
ミルクを飲みながら、草や離乳食を食べる練習をしている子牛たち。


離乳中の子牛たちは、まだミルクも飲んでいます。
ここには1頭ずつミルクを飲める機械が置いてありました!
こちらが伊藤忠飼料さんが導入した自動ほ乳機です。
どの子がどれだけ飲んだのかも記録ができるようになっています。
飲んでいる動画を見せていただいたら、カワイイ行列ができていました!お見せできないのが残念・・・
1頭ずつ順番待ちをして飲んでいるらしいっし!
リアルで見たかったっし・・・!
子牛たちは広く自由に動きまわれる舎内で、リラックスしたしぐさを見せてくれます。

実はこの部屋の床は、子牛たちが足を滑らせてケガをしないような工夫がされているんです!

こういったところにも、子牛たちを大事に育てて、健やかに酪農家さんに送り出したいという想いが感じられますね。
まとめ
今回は、カワイイ子牛の保育園、伊藤忠飼料さんの預託事業を訪問してきました!
小さな子牛の預け先を探していらっしゃる酪農家さん、ぜひこちらはいかがでしょうか?
牛好きのスタッフさんたちに囲まれて元気にすくすく育ってくれそうですよ!
【今回訪問したところ】 伊藤忠飼料株式会社 養牛事業課
スタッフさんのインタビュー記事もぜひ。みんな子牛が大好きで活き活きとかがやいていました!
- 【かがやく人1】「子牛たちに囲まれて、こっそりマッタリ…」最高の環境! 伊藤忠飼料株式会社 定免(じょうめん)さん
- 【かがやく人2】「やっぱり牛がカワイイなって…」スポーツインストラクターからの転身!伊藤忠飼料株式会社 代田(しろた)さん
- 【かがやく人3】「”お客さまにとって本当に良いこと”をご提案したい」!伊藤忠飼料株式会社 阿久津さん
それでは本日はこの辺で!
