【牛フリーク道】牛と人生(牛生?)相談したいんです

牛と人生(牛生?)相談するイメージ

牛と人生(牛生?)相談をするためには、会話ができるようにならなければいけない。チャレンジする日々。そうして見出した「法則」とは。

  1. ドリトル先生になりたくて、犬小屋で寝てみた話 
  2. ペットとのおしゃべりはシグナル探し。でも家畜動物になると難しい!
  3. 牛語は「ベー!」!? 世界共通で通じる呼びかけ
  4. しっぽの動きで気持ちがわかるのは、牛も同じかも!?
  5. 「牛と人生(牛生?)相談する日」の実現に向かって!
 

ドリトル先生になりたくて、犬小屋で寝てみた話

小さいころ、わたしの将来の夢は「ドリトル先生になること」だったんです。

ドリトル先生、知ってますか?

ドリトル先生は、どんな動物とも話ができる獣医さんです

動物好きのわたしにとって、あこがれの的でした。

わたしの家には、犬や猫、魚や小鳥など、いつも何らかのペットがいました。

いろいろな動物

どうすればドリトル先生みたいに彼らとお話しできるのか、本気で考えていました。

犬小屋で寝泊まりしたこともあるほどに。

 

ペットとのおしゃべりはシグナル探し。でも家畜動物になると難しい!

動物を飼育したことのある人は分かるでしょうけど、彼らはボディランゲージを持っています

最も分かりやすいのが犬で、彼らは しっぽ と眉と吠えで伝えようとします。

うれしいと しっぽ をぶんぶん振り、「はてな?」は小首をかしげて眉を片方吊り上げたりします。

おこったり怖かったりすると吠えますね。不安なんでしょう。

猫も比較的わかりやすくて、不安だと毛を逆立て、うれしいとゴロゴロと のどを鳴らします。

犬のいろいろなボディーランゲージ
犬は感情が豊かです。しっぽ と眉と吠えで伝えようとします。

そういうシグナルを見つけるのがとても楽しく、大好きな動物園に行って、まざまな動物との「会話」を楽しむのが大好きでした。

大学では畜産を学び、さまざまな家畜動物と触れ合う機会が増え、彼らとの会話を期待しました。

でも、家畜動物の場合はペットたちほど感情を表に出してこないので、彼らとの会話は簡単ではありませんでした

そのうち、学校を卒業し、会社員となり、動物との触れ合う機会が大きく減ったこともあって、家畜動物との会話へのチャレンジは、しばらく滞ってしまいました。

入社後、しばらくして乳牛と触れ合える飼料販売の部署に異動しましたが、最初のうちは仕事に慣れず、会話チャレンジどころではありませんでした。

だんだんと仕事にも慣れ余裕が出てくると、元来の動物好き、動物との会話欲が前面に出てきて、改めて会話チャレンジをすることができるようになりました。

 

牛語は「ベー!」!? 世界共通で通じる呼びかけ

それでも乳牛との会話はそれほど簡単ではなく、なかなか会話のきっかけを得られずにいました。

そんな中、とある酪農家さんから、放牧中の牛を呼び寄せる方法を学びました。

「ベー!」と大声で呼びかけるのです。

遠慮や恥ずかしさがあると彼らに気持ちは届きません。

空に届けとばかりに大きな声で「ベー!」と吠えると、不思議と牛たちが寄ってきてくれました。

うれしかったですねぇ。

牛を大きな声で呼んでいる
空に届けとばかりに大きな声で「ベー!」と吠える

面白いことに、海外に行っても効果は同じ。

会社の出張で各国へ行くたびにチャレンジしてみましたが、どこでも牛たちは反応してくれ、寄ってきてくれるんです。

オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、アイルランド、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、フランス…。

これは、おそらく乳牛特有の、人間に対する好奇心(と恐れ)からで、「なんだろ?」と近くに寄って確かめてみようという行動なのではないか。

と、勝手に思っています(が、真偽はいかに)。

 

しっぽの動きで気持ちがわかるのは、牛も同じかも!?

「ベー」に気をよくしたわたしは、さらなる会話にチャレンジ

飼い犬と遊んでいて、しっぽの動きに感情が乗っているのでは?と気づいて、さらに観察を深めました。

犬の場合、うれしいとしっぽを振りますが、よく観察すると主に右側(犬にとって)に多く振っています。

不安な時は左に振ることが多くなります(本当に不安な時、怖い時はしっぽを股間に巻き込みますが)。

あとから、同じように研究した論文を見つけました。

それによると「脳の左側はポジティブな感情に関わるため、左脳が活性化すると、その動きは体の右側に現れることから、尾は右側に振られる」ということでした。

この「しっぽの法則」を発見した時はうれしかったですねぇ。

わたしにもしっぽがあれば、右側にぶんぶん振っていたでしょうね。

脳の構造は動物種によって大きく変わらないはず。

そこで、牛でもこの「しっぽの法則」が当てはまるのではないかと観察をしてみました。

すると、

  • 初見の人間が牛舎に入ってくると、左側に しっぽ を振る牛が多くなる
  • エサを食べて満足そうに横たわっている牛は、右側に しっぽ をパタパタしている
  • ハエを追う場合は、左側からが多い
  • ほ乳中の(まだミルクを飲んでいる)子牛は、右側に しっぽ を振ることが多い

など、いずれも「そう見える」程度ですが、なんとなく「しっぽの法則」が成り立っている…ように見受けます(思い込みも肝心!)。

乳牛いろいろ
牛の感情にも、「しっぽの法則」が当てはまるのかも…⁉
 

「牛と人生(牛生?)相談する日」の実現に向かって!

まだまだ「牛と喋れるよ」と胸を張っていうほどではないのでしょうが(それでも一部では言っちゃってますが)、

こうやって観察と触れ合いを続けていくことで動物たちと会話できるようになりたいと思い、

牧場を訪問するたび、

動物園へ行くたび、

「しっぽの法則」が成り立っているか観察を続けています。

「いつか彼らと人生(牛生?)相談ができないかなぁ」と夢見つつ…。

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